ユーロの動きと投機筋の動向(2011年5月10日時点):ユーロ買い越し枚数が減少! | COTレポートの読み方

ユーロの動きと投機筋の動向(2011年5月10日時点):ユーロ買い越し枚数が減少!

ユーロ相場について、IMM通貨先物取引の2011510日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向を確認しておきましょう。

510日時点では、61,447枚のユーロ買い越しとなりました。17週間連続のユーロ買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて38,069枚減少しました(3週間振りの減少)。

 投機筋はユーロに対してまだ「強気」スタンスを維持していると判断します。ただ、足元についてはユーロドル相場が軟調に推移しており、次回(517日時点)の数値がどう変わるか注目されます。


COTレポートの読み方-CFTCユーロ20110510

 ユーロ先物と円先物のポジションの差をとれば、ユーロ-円のポジション動向をみることが可能となります。筆者は、クロス円通貨については、2通貨のポジションの差をとってグラフを作成しています。

下記は510日時点でのユーロ-円のポジション動向のチャートです。48,393枚のユーロ買い越しとなりました。13週間連続のユーロ円買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて69,942枚減少しました(2週間振りの減少)。ユーロ買い越し枚数は半分以下に急減しています。

 投機筋のユーロ円に対するスタンスは、まだ「強気」継続と判断しますが、「中立」方向に変わりつつあります。


COTレポートの読み方-CFTCユーロ円20110510

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