VIX指数と投機筋の動向(2011年5月10日時点):売り越し枚数はやや減少!
筆者が重要視しているVIX指数は、先物取引がCBOE(Chicago Board Options Exchange)で取引されています。VIX指数先物の2011年5月10日時点のポジション動向をみてみましょう。
下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月10日時点では11,471枚の売り越しとなりました。4週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて129枚減少しました。売りポジションは7週間連続で増加しています。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)は、VIX指数に対して「弱気」スタンスを維持しています。
すなわち、投機筋はVIX指数の低下を予想しています。
下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月10日時点では451枚の買い越しとなりました。2週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて1,472枚減少しています。
機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、まだ「中立」継続と判断します。
なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数先物を活用しています。
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