VIX指数と投機筋の動向(2011年5月3日時点):売り越し枚数がさらに増加! | COTレポートの読み方

VIX指数と投機筋の動向(2011年5月3日時点):売り越し枚数がさらに増加!

筆者が重要視しているVIX指数は、先物取引がCBOEChicago Board Options Exchange)で取引されています。VIX指数先物の201153日時点のポジション動向をみてみましょう。

下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。

53日時点では11,600枚の売り越しとなりました。3週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて3,365枚増加しました。売りポジションは6週間連続で増加しています。

CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)は、VIX指数に対して「弱気」スタンスを強めています。

すなわち、投機筋はVIX指数の低下を予想しています。ただ足元のVIX指数は上昇しはじめているため、次回(510日時点)の数値がどう変わるか注目する必要があります。


COTレポートの読み方-CFTCVIX投機20110503

下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。

53日時点では1,923枚の買い越しに変わりました。7週間振りの買い越しです。

機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、まだ「中立」継続と判断しますが、「強気」方向に変わりつつあります。

なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数先物を活用しています。


COTレポートの読み方-CFTCVIX実需20110503

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