FAO食料価格指数の推移（2011年4月時点）：2カ月振りに上昇！

FAO（国際食糧農業機関）はさまざまな食料品価格のデータを指数化し、FAO Food Price Index（日本語では食料価格指数と訳されている）という指数を発表しています。

この指数は2002年から2004年の平均価格を100として指数化したもので、5つのサブインデックス（食肉、乳製品、穀物、油糧種子、砂糖）とその総合指数があります。

今後のインフレ動向を占うデータのひとつとして確認しておきましょう。

下記はFAO食料品価格のチャートです。

　4月末時点では232.1となり、前月比0.48％上昇しました。2カ月振りの上昇です。食料品価格をみれば、インフレ圧力は依然として強いといえます。

　食料品価格は国民生活に直接影響するため、開発途上国の政局にとっては引き続きマイナスに作用します。

　下記は内訳の指数のチャートです。食肉と穀物が前月比上昇していますが、一方で乳製品、油糧種子、砂糖は前月比下落しています。

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