VIX指数の動き（2011年5月5日時点）：18.20％、前日比＋1.12ポイント

NY株式市場は大幅続落となりました。

朝方発表された4月30日に終わる週の新規失業保険申請件数が47.4万人と、コンセンサス予想（41.0万人）より大幅に悪い結果となると、米国の景気先行き見通しの不透明感から、売り先行でスタートしました。その後、原油価格が急落、エネルギー関連株が下落すると、それが相場全体に広がり、ほぼ全面安の展開となっています。

外国為替相場も乱高下しています。米ドルがユーロやなど主要通貨に対して反落し、ドル円相場は一時1ドル＝70円台半ばまで下落しました。しかしながら、その後ユーロドル相場が急落すると、ドル円相場も引けにかけて80円台に戻しています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、5月5日の終値は18.20％で、前日比1.12ポイント上昇しました。5営業日連続の上昇で、投資家心理の悪化が続いていることを示しています。終値ベースで18％台にのせるのは3月29日以来です。

VIX指数の上昇が明確となってきました。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです。NY株式市場は短期の調整局面に入る可能性があります。

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