米国の新規失業保険申請件数(2011年4月30日時点):新規失業保険申請者数は大幅に増加!
5月5日(木)に2011年4月30日に終わる週の米国の新規失業保険申請件数が発表されましたので、確認しておきましょう。
下記は新規失業保険申請件数のチャートです。4月30日に終わる週は47.4万人となり、前週(43.1万人)に比べて、4.3万人増加しました。2週間連続の増加で、しかも事前のコンセンサス予想(41.0万人)よりも悪い内容となりました。4週間平均をみても増加基調が明確となってきました。
下記は失業保険継続受給者数のチャートです(1週間前の数値が発表される、直近は4月23日までの数値)。4月23日時点では、373.3万人となり、前週(365.9万人)に比べて7.4万人増加しました。2週間振りの増加です。
下記は失業保険継続受給者数から換算した失業率のチャートです(週ベースで、1週間前の数値が発表される、直近は4月23日までの数値)。通常の雇用統計で発表される失業率(除く軍人)とは算出方法が異なることにご注意ください。
4月23日時点では3.0%となり、前週比0.1ポイント上昇しました。足元は概ね横ばいが続いています。
雇用環境は改善基調が続いていましたが、足元は明らかに変化の兆しがみえます。今晩(日本時間5月6日の夜)に発表される4月の雇用統計は、悪い内容となる可能性があります。
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