ボラティリティの重要性 | COTレポートの読み方

ボラティリティの重要性

もう10年以上前のことですが、あるヘッジファンド・マネージャーからVIX指数のことを初めて教わり、米国において投資に関わる新しい理論が次々と生まれ、それが実際に活用されていることを知りました。

それ以来、VIX指数をフォローしていますが、昨年には大阪証券取引所にVIX短期先物指数(円換算)のETF1552)が上場され、日本の投資家にも投資のチャンスが出てきました。

また、シカゴではVIX指数以外にも、VXVS&P5003カ月ボラティリティ・インデックス)、VXN(ナスダック100のボラティリティ・インデックス)、VXD(ダウ工業株30種のボラティリティ・インデックス)などの株価指数関係のボラティリティ・インデックス、またGVZ(ゴールド・ボラティリティ・インデックス)やOVX(オイル・ボラティリティ・インデックス)、EVZ(ユーロ通貨ボラティリティ・インデックス)などの各種ボラティリティ・インデックス、さらにはSKEW INDEXなどさまざまな指標が開発され、実際の投資に活かされています。

これらの数値をフォローしていると、相場においてボラティリティ(資産価格の変動の激しさを示す指標)の重要性が体感できます。今後、皆さんも各種のボラティリティについて研究されることをお勧めします。

 ちなみに、筆者が1992年当時開発して今も使い続けているトレンド追随型システム(AVS)は、ヒストリカル・ボラティリティを使っています。


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