海外投資家の差引売買金額(2011年4月末時点):「強気」スタンス継続! | COTレポートの読み方

海外投資家の差引売買金額(2011年4月末時点):「強気」スタンス継続!

海外投資家の日本株に対する月別の売買動向をみてみましょう。

下記は東京証券取引所が発表している投資主体別売買動向(三市場、月別データ)のうち、海外投資家(外国人投資家)の売買金額が買い越しの場合○、売り越しの場合×として、一覧表としてまとめたものです。

売買金額の絶対額ではなく、あくまで買い越したか、あるいは売り越したかだけでまとめたものですが、月別の傾向を読み取ることができます。

また、表の右欄の“年間ブル比率”は1年間のうち、海外投資家が買い越した比率を示したもの、また下段の“月別ブル比率”は1974年から現在までのデータを使って、月ごとの海外投資家の買い越した比率を示したものです。

なお、2011年の4月についてはまだデータが出ていませんが、途中までの集計で買い越した可能性が高いため“○”としてあります。

参考にしてください。


COTレポートの読み方-海外投資家売買動向

 上表をみると、5月の月別ブル比率は50.0%で、他の月に比べると数値が低いことがわかります。

 下記は月別の海外投資家の差引売買金額と日経平均を合わせたチャートです。海外投資家は日本株について、20109月から20114月まで8カ月連続で買い越しています。現時点では「強気」スタンスを継続しています。


COTレポートの読み方-海外投資家売買1-201104

 下記は19747月以降のチャートです。


COTレポートの読み方-海外投資家売買2-201104

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