ドルインデックスの投機筋の動向(2011年1月25日):売り越し枚数は2週間連続で増加!
米ドルの方向性を占うために、2011年1月25日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。
下記は、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋(ノン・コマーシャルズ)の対米ドルでのポジションを合計したものです。米ドル全体のポジション動向をみるために、筆者は上記の6通貨を合算した数値を作成しています。
1月25日時点では146,778枚の米ドル売り越しとなりました。29週間連続の米ドル売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて11,791枚増加しました(2週間連続の増加)。
ヘッジファンドやCTAなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
下記は、ICE NY (以前のNYBOT、現在はICE NYの傘下にある)に上場されているドルインデックス先物取引の投機筋のポジションを示したチャートです。
1月25日時点で1,424枚の買い越しとなりました。3週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて3,786枚減少しました(2週間連続の減少)。
投機筋の米ドルに対するスタンスは、「強気」から「中立」に変わったと判断します。
なお、これは6通貨を合算した数値からの判断と異なります。
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