ドルインデックスの投機筋の動向(12月21日):売り越し枚数はやや減少! | COTレポートの読み方

ドルインデックスの投機筋の動向(12月21日):売り越し枚数はやや減少!

 米ドルの方向性を占うために、1221日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。

下記は、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋(ノン・コマーシャルズ)の対米ドルでのポジションを合計したものです。米ドル全体のポジション動向をみるために、筆者は上記の6通貨を合算した数値を作成しています。

1221日時点では89,029枚の米ドル売り越しとなりました。24週間連続の米ドル売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて3,106枚減少しました(3週間振りの減少)。

ヘッジファンドやCTAなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、「弱気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTCドル20101221

 下記は、ICE NY (以前のNYBOT、現在はICE NYの傘下にある)に上場されているドルインデックス先物取引の投機筋のポジションを示したチャートです。

 1221日時点では4,474枚の買い越しとなりました。10週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて639枚減少しました(4週間連続の減少)。

投機筋の米ドルに対するスタンスは、「強気」から「中立」に変わったと判断します。引き続き6通貨を合算した数値と判断が異なっており、今後の推移を見守る必要があります。


COTレポートの読み方-CFTCドルインデックス20101221

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