米国の新規失業保険申請件数(7月25日時点):新規失業保険申請者数は1.1万人の減少! | COTレポートの読み方

米国の新規失業保険申請件数(7月25日時点):新規失業保険申請者数は1.1万人の減少!

昨晩(729日)発表された725日に終わる週の米国の新規失業保険申請件数を確認しておきましょう。

 下記は新規失業保険申請件数のチャートです。725日に終わる週は45.7万人となり、前週(46.8万人)に比べて、1.1万人減少しました。2週間振りの減少で、事前のコンセンサス予想(46.0万人)よりも良い内容です。

4週平均をみると、横ばいからやや減少しています。


COTレポートの読み方-失業保険1-20100725

 下記は失業保険継続受給者数のチャートです(1週間前の数値が発表される、直近は718日までの数値)。718日時点では、456.5万人となり、前週に比べて8.1万人増加しました。4週平均でみるとほぼ横ばいです。


COTレポートの読み方-失業保険2-20100725

 下記は失業保険継続受給者数から換算した失業率のチャートです(週ベース)。通常の雇用統計で発表される失業率(除く軍人)とは算出方法が異なることにご注意ください。

 718日時点では3.6%となり、前週に比べて0.1ポイント悪化しました。雇用環境はこのところ横ばいの状況です。


COTレポートの読み方-失業保険3-20100725

 失業保険申請件数のデータからみると、雇用環境の改善が止まった可能性を示唆しています。

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