米国株式のバリュエーション指標・・・株価の割安感がやや薄れる!
米国株式のバリュエーション指標(2009年12月23日時点)
・・・株価の割安感がやや薄れる!
2009年12月23日時点(週央)の米国株式のバリュエーション指標を確認しておきましょう。
まず、S&P500指数の週足チャートです(指数は週央値)。上昇トレンドが続いています。
S&P500ベースのEPS(1株利益)とPER(株価収益率)のグラフです。企業収益は1~3月期が大底で、4~6月期、7~9月期は増加基調に入っています。現時点では10~12月期も増益となる見通しです。
なお、PERは12月23日時点で87.34倍です。やや上昇しました。
株式の配当利回り(S&P500ベース)は1.93%まで低下してきました。10年国債利回り(3.75%)と比較すれば、株価の割安感は薄れています。
イールドスプレッド(=10年国債利回り-株式の益回り)は、12月23日時点ではプラス2.61%となっています。8月5日をピークとして低下基調が続いています。
債券と比べると株式の割高感があります。
株価のバリェーション指標は株価の割安感がなくなっていることを示唆しています。今後のポイントは年明け以降も増益基調が続くかどうかです。
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