外国人投資家の日本株に対するスタンス(11月20日時点)
外国人投資家の日本株に対するスタンス(11月20日時点)
・・・「中立」から「弱気」に変わる!
11月20日時点のデータが発表されましたので、足元の外国人投資家動向について確認しておきましょう。
まず、11月20日時点の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)をみてみましょう。
非居住者による株式の取得・処分状況は2,393億円の処分超過(売り越し)となりました。2週間振りの売り越しです。
外国人投資家の日本株に対するスタンスは、「中立」から「弱気」に変わったと判断します。
下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。11月20日に終わる週は8,399億円の取得超過(買い越し)となりました。4週間振りの買い越しです。株式から債券に資金をシフトさせているようです。
下記は東京証券取引所が発表している投資主体別売買動向のうち外国人投資家の売買動向です(三市場)。
11月20日に終わる週は、983億円の売り越しとなりました。8週間振りの売り越しです。
外国人投資家のスタンスは、「中立」から「弱気」に変わったと判断します。
下記は寄り前の外資系証券の売買動向です(株数ベース、11月30日まで)。11月27日に終わる週については1,320万株の売り越しです。外国人投資家のスタンスは「中立」から「弱気」に変わったと判断します。
なお、11月30日については、410万株の買い越しとなっています。
以上を総合判断すれば、外国人投資家のスタンスは、「中立」から「弱気」に変わったと判断します。
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