日本株のバリュエーション指標(2009年11月27日時点)
日本株のバリュエーション指標(2009年11月27日時点)
・・・各種バリュエーション指標は株価が割安であることを示唆!
11月27日時点での日本の株価のバリュエーション指標を確認しておきましょう(TOPIXベース)。
7~9月期の企業業績は回復基調となっています。ただし、このところ景気の先行きに対する不透明感が強まり、さらに円相場も円高基調となり、今後の企業業績については予断を許さない状況となっています。
下記は、TOPIXベースの予想EPSの推移です。予想EPSは11月27日時点では25.66となっています(黒字転換)。10月30日時点(23.68)と比べると上昇しています。
下記は日足ベースの予想EPSのチャートです(2005年以降)。
TOPIXベースの予想PERは11月27日時点で31.61倍となっています。やや低下しています。
11月27日時点のイールドスプレッド(=10年国債利回り-株式の益回り)はマイナス1.92%です。4週間連続で低下しています。
債券と比べると株式の割安感があります。
TOPIXベースの予想配当利回り(加重平均)は1.97%となっています(前週比0.07ポイント上昇)。週末の10年国債利回り(1.245%)と比べると、配当利回りの方が高くなっています。
株価純資産倍率(PBR)は1.07倍となっています(前週比0.03ポイントの低下)。PBRは5週間連続で低下しています。
中長期でみれば、株価は売られ過ぎの状況にあると判断します。
株価のバリュエーション指標は、中長期でみれば日本株が割安であることを示唆しています。
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