米国の景気先行指数(2009年8月)から
米国の景気先行指数(2009年8月)から:先行指数は5カ月連続で上昇!一致/遅行比率も5カ月連続で上昇!
コンファレンスボードから、2009年8月の米国の景気先行指数が発表されていますので、米国経済の足元の状況を確認しておきましょう。
8月の一致指数については99.8%(前月比横ばい)となり、9カ月振りに上昇したあと横ばいとなっています。ただし、3カ月移動平均をみると、低下トレンドが続いています。足元の景気は横ばいとなったといえます。
また、数カ月先の景気の動きを示す先行指数については、8月は102.5%となり、前月比0.06ポイントの大幅上昇となりました(+0.59%)。5カ月連続の上昇です。3カ月移動平均をみても、上昇基調が続いています。
米国経済は2007年12月から景気後退局面に入っていましたが、2009年6月に大底をつけたようです。すでに、足元は景気拡大局面に入ったようです。
下記は、先行指数の先行指標として米国で重視されている一致/遅行比率の推移を示したチャートです。
8月は0.9056で、前月比+0.09%となっています。5カ月連続の上昇で、3カ月移動平均をみても、上向いています。
一致/遅行比率から判断すれば、米国経済は当面、景気回復局面が続く可能性が高いと思われます。
9月22日~23日に開催されたFOMC後の声明で、FRBは「経済活動は上向いてきた」おして、景気底入れの判断を示しましたが、これは妥当だと思われます。今後の焦点は回復が持続するかどうかという点です。これから発表される景気指標はまだら模様になると想定され、慎重な分析が必要となってきます。
一致/遅行比率は株価の先行指標としてみることができます。下記は、一致/遅行比率とS&P500指数の前年比を合わせたチャートです。一致/遅行比率からみれば、S&P500指数の前年比下落率はさらに縮小し、あと数カ月で前年比プラスになるとみています。
コンファレンスボードから、2009年8月の米国の景気先行指数が発表されていますので、米国経済の足元の状況を確認しておきましょう。
8月の一致指数については99.8%(前月比横ばい)となり、9カ月振りに上昇したあと横ばいとなっています。ただし、3カ月移動平均をみると、低下トレンドが続いています。足元の景気は横ばいとなったといえます。
また、数カ月先の景気の動きを示す先行指数については、8月は102.5%となり、前月比0.06ポイントの大幅上昇となりました(+0.59%)。5カ月連続の上昇です。3カ月移動平均をみても、上昇基調が続いています。
米国経済は2007年12月から景気後退局面に入っていましたが、2009年6月に大底をつけたようです。すでに、足元は景気拡大局面に入ったようです。

下記は、先行指数の先行指標として米国で重視されている一致/遅行比率の推移を示したチャートです。
8月は0.9056で、前月比+0.09%となっています。5カ月連続の上昇で、3カ月移動平均をみても、上向いています。
一致/遅行比率から判断すれば、米国経済は当面、景気回復局面が続く可能性が高いと思われます。
9月22日~23日に開催されたFOMC後の声明で、FRBは「経済活動は上向いてきた」おして、景気底入れの判断を示しましたが、これは妥当だと思われます。今後の焦点は回復が持続するかどうかという点です。これから発表される景気指標はまだら模様になると想定され、慎重な分析が必要となってきます。

一致/遅行比率は株価の先行指標としてみることができます。下記は、一致/遅行比率とS&P500指数の前年比を合わせたチャートです。一致/遅行比率からみれば、S&P500指数の前年比下落率はさらに縮小し、あと数カ月で前年比プラスになるとみています。

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