日経平均のAVSと一目均衡表(2009年8月28日時点) | COTレポートの読み方

日経平均のAVSと一目均衡表(2009年8月28日時点)

日経平均のAVSと一目均衡表(2009年8月28日時点)

・・・AVSの週次モデルと日次モデルは「買い」継続!


 8月28日時点での日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。日経平均は前週比295.94円上昇しました(+2.9%)。2週間振りの反発ですが、8月14日時点の終値をわずかに下回っています。


下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。日次モデルは8月28日時点で「買い」継続となっています。


8月31日時点のSAR値(売買転換値)は10,053.41円となっています。


COTレポートの読み方-0831日経平均のAVS


下記はAVS週次モデルのチャートです。8月28日時点で「買い」継続となっています。なお、9月4日時点のSAR値は9,992.92円です。


COTレポートの読み方-0831日経平均のAVS(週次)


 下記は日経平均の一目均衡表です。8月28日の終値は転換線の上に位置しています。高値での保合い相場が続いています。


COTレポートの読み方-0831日経平均の一目均衡表


下記は週足の一目均衡表のチャートです。8月28日の終値は転換線の上に位置しています。雲の上限を上に突き抜けることができるかどうかがポイントです。


COTレポートの読み方-0831日経平均の一目均衡表(週次)


 次に逆張り指標をみてみましょう。


  まずは、ストキャスティクス26週のチャートです。「買われ過ぎ」の領域にあります。8月21日時点で「売り」サインが出ています。28日時点では、Slow%Dと%Dはともに低下しています。


COTレポートの読み方-0831日経平均のストキャスティクス(26週)


 下記はRSIの27週線、8週線のチャートです。8月21日時点で「売り」サインが出ています。27週線は「買われ過ぎ」の領域に入ってきました。


COTレポートの読み方-0831日経平均のRSIの推移


 最後に、筆者が活用している変形騰落レシオのチャートです。ともに中立領域にあります。


COTレポートの読み方-0831変形騰落レシオの推移


 筆者は日柄面、値幅面からみて、株式相場はまもなく下落トレンドに入ると予想しています。しかしながら、8月30日は衆議院総選挙というイベントを控えており、このイベントがあるからこそ、主な投資家が見送りスタンスをとってきたことも事実です。予想で行動するのではなく、総選挙の結果を受けた週明けの東京株式市場の動きをみてから、冷静に相場局面を判断するつもりです。

 

 

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