CDS指数の推移(2009年6月29日時点):2営業日連続の上昇!
市場関係者の心理状況を、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)指数の側面からみてみましょう。
下記はiTraxx JapanのCDS指数(5年)のチャートです。なお、理論価格はQUICK社が算出したものです。ともに日本経済新聞のマーケット総合面2に掲載されています。
6月29日のCDS指数(実勢値)は184.10%となりました。前日に比べて6.10ポイント上昇しました。2営業日連続の上昇です。また、理論値は230.71%と、前日比2.98ポイントの上昇となりました。2営業日連続の上昇です。
下記は2008年4月以降のチャートです。リーマン・ショック直前(2008年9月12日)の水準をみると、実勢値は131.40%、理論値は130.53%となっています。CDS市場はまだリーマン・ショックからの痛手から回復していません。
下記はCDS指数と日経平均を合わせたチャートです。CDS指数と日経平均は逆相関の関係にあることが読み取れます。CDS指数は現在強含み保合いとなっています。今後、どう動くか、株価市場の先行きを占う上で注目されます。
-------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------