VIXの動き:4月29日の終値は36.08%、2営業日連続の低下!
4月29日のニューヨーク株式市場は大幅上昇となりました。米国の1~3月期の実質GDP成長率が年率で-6.1%となり、コンセンサス予想よりも悪かったのですが、個人消費がプラスとなったため好感されました。また、FOMCでは金融政策の現状維持が決定されましたが、声明の中で「景気の悪化ペースはいくらか鈍化した」とのコメントが入ったため、それもプラス材料と受け止められています。
一方で、クライスラーがチャプター11を適用することをオバマ大統領が認めた、との報道が引け間際に流れており、明日以降の反応が注目されます。さらに、豚インフルエンザの感染が拡大し、WHOが警戒水準を「4」から「5」に引き上げたことで、世界全体の景気にマイナスの影響を与える可能性が高まったことは注意が必要です。
ニューヨークダウ工業株30種平均は168.78ドル高(+2.11%)となりました。3営業日振りの上昇です。直近の高値を抜いてきました。
ナスダック総合株指数は38.13ポイント高(+2.28%)となっています。3営業日振りの上昇です。上昇トレンドが継続しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、4月29日の終値は36.08%と、前日比1.87ポイントの低下となりました。2営業日連続の低下です。投資家心理は落ち着いてきました。
下記は2007年以降のチャートです。

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