ユーロの動きと投機筋の動向・・・売り越し枚数が減少！「中立」スタンスに転換！
ユーロの動きと投機筋の動向（2009年3月24日）
・・・売り越し枚数が減少！「中立」スタンスに転換！
ユーロ相場について、IMM通貨先物取引の2009年3月24日時点の投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はユーロドルの一目均衡表です。ユーロは米ドルに対して下落しています（前週比－2.2％）。3月27日の終値は転換線を割り込んでいます。ユーロの上昇トレンドが崩れた可能性があります。
下記はユーロ円の一目均衡表です。ユーロは対円で上昇トレンドが続いていましたが、先週末に大きく下落しています（前週比－0.2％）。3月27日の終値は転換線を割り込みました。
次にIMMユーロ先物取引の、投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向をみておきましょう。
3月24日時点では、5,458枚のユーロ売り越しとなりました。35週間連続のユーロ売り越しですが、前週に比べて売り越し枚数は3,581枚減少しています（3週間連続の減少）。
投機筋のユーロに対するスタンスは、「弱気」から「中立」に変わったと判断します。
ユーロ先物と円先物のポジションの差をとれば、ユーロ－円のポジション動向をみることが可能となります。筆者は、クロス円通貨については、2通貨のポジションの差をとってグラフを作成しています。
下記は3月24日時点でのユーロ－円のポジション動向のチャートです。2,204枚のユーロ買い越しに変わりました。実に31週間振りのユーロ買い越しです。
投機筋のユーロ円に対するスタンスは、「弱気」から「中立」に変わったと判断します。
投機筋のポジション動向から判断すれば、ユーロ円はまだ上昇する可能性があります。
先週末（3月27日）のユーロの下落が今週も続くかどうか注目しています。
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