裁定取引の買い残高は過去最低値を更新!(2009年2月20日時点) | COTレポートの読み方

裁定取引の買い残高は過去最低値を更新!(2009年2月20日時点)


 裁定取引の買い残高が急減しています。2月20日時点では、3億5,399万株まで減少しました。4億株を割り込み、1992年以降の最低値を更新しています。


  これは外資系証券の体力低下で裁定取引のポジションがとれなくなっていることも影響していると思われます。


COTレポートの読み方-0225裁定買い残高の推移


 下記は2006年以降のチャートです。


COTレポートの読み方-裁定買い残高の推移2


下記は裁定取引の買い残高と日経平均をプロットしたチャートです。裁定取引の買い残高が過去最低水準にあるということは、何らかのきっかけで相場が反転すれば、裁定取引の買い残高の増加が相場全体の上昇を増幅させる可能性があることを意味しています。


現在は年度末(3月末)を控えて動きが取りにくい状況ですが、4月以降(あるいは早ければ3月中に)相場が上昇トレンドに入る確率が高い、と筆者はみています。


COTレポートの読み方-裁定買い残高と日経平均の推移


 

 

-------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------

 

ソロスは警告する

マネーの動きで読み解く外国為替の実際
¥1,470
Amazon.co.jp



株式投資家のためのFX入門