外国人投資家の日本株に対するスタンス・・・「弱気」スタンスを継続! | COTレポートの読み方

外国人投資家の日本株に対するスタンス・・・「弱気」スタンスを継続!

外国人投資家の日本株に対するスタンス(1月23日時点)

・・・「弱気」スタンスを継続!


足元の外国人投資家動向について確認しておきましょう。


まず、2009年1月23日に終わる週の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)のデータをみてみましょう。


非居住者による株式の取得・処分状況は3,762億円の処分超過(売り越し)となりました。8週間連続の売り越しです。


外国人投資家の日本株に対するスタンスは「弱気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-0131対内証券売買契約の状況:株式の推移


下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。1月23日に終わる週は391億円の処分超過(売り越し)となりました。2週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて大きく減少しています。


COTレポートの読み方-0131対内証券売買契約の状況:債券の推移


 下記は東京証券取引所が発表している投資主体別売買動向のうち外国人投資家の売買動向です(三市場)。
1月23日に終わる週は2,858億円の売り越しとなりました。2週間連続の売り越しです。


外国人投資家のスタンスは「弱気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-0131投資主体別売買金額の推移 外国人


 下記は寄り前の外資系証券の売買動向です(株数ベース、1月30日まで)5営業日連続の売り越しです。1月30日に終わる週は、合計で1,270万株の売り越しとなっています。外国人投資家は「弱気」スタンスを継続しています。


COTレポートの読み方-0131日経平均と寄付の外資系証券注文動向


 最後に日経平均の一目均衡表をみておきましょう。まず日ベースのチャートです。1月30日の終値は転換線のすぐ上に位置しています。雲が強い上値抵抗帯となっています。2月第1週に雲の上に抜けることができるかどうかに注目しています。


COTレポートの読み方-0131日経平均の一目均衡表


 下記は週ベースの一目均衡表のチャートです。1月30日の終値は転換線の下に位置しています。


COTレポートの読み方-0131日経平均の一目均衡表(週次)


 以上を総合判断すれば、外国人投資家は「弱気」スタンスを継続していると思われます。

 


-------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------

 

ソロスは警告する

マネーの動きで読み解く外国為替の実際
¥1,470
Amazon.co.jp



株式投資家のためのFX入門