国際商品の投機筋のポジション動向（12月23日時点）
国際商品の投機筋のポジション動向（12月23日時点）
… 投機筋による金（ゴールド）の買い越し枚数は2週間連続で増加！
2008年12月26日までの国際商品市況と、12月23日時点の投機筋のポジション動向を確認しましょう。
米ドルの代替通貨とみなされる金（ゴールド）は、前週比＋4.1％となりました。短期の上昇トレンドに入っています。
COMEXの金先物取引の、投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向のチャートをみてみましょう。
12月23日時点では、差引きで119,788枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は11,539枚増加しています（2週間連続の増加）。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋は、金に対して「強気」スタンスを維持しています。投機筋の動きから判断すれば、金価格は当面、堅調に推移しそうです。
NYMEXのWTI先物価格と、投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向についてはすでに書きましたので、別原稿をみてください。
ここで、GOLD／WTI比率の推移をみておきましょう。12月26日時点では23.08倍となっています（12月19日時点では24.69倍）。やや低下したものの、GOLD／WTI比率は上昇トレンドが続いています。
次は穀物相場の状況です。CBOTのコーン先物は前週比＋8.3％となっています。短期での上昇トレンドが続いています。
CBOTのコーン先物取引の投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向をみておきましょう。
12月23日時点では、44,259枚の買い越しとなりました。前週比627枚の減少です（3週間振りの減少）。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋のスタンスは、「中立」継続と判断します。
国際商品市況の代表的な指数であるCRB指数のチャートです。前週比－1.6％となりました。
最後にバルティック海運指数（ドライインデックス）をみてみましょう。
バルティック海運指数（ドライインデックス）は、12月24日（週末値）時点では774ポイントとなりました（前週比－5.4％）。反落しています。
下記はバルティック海運指数（ドライインデックス）のAVSのチャートです。12月24日時点で「買い」継続となっています。12月29日のSAR値は752.1ポイントです。
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