日本の2008年9月の消費者物価:上昇基調に歯止めがかかる!
本日(10月31日)に9月の全国の消費者物価指数が発表されています。足元の状況を確認しておきましょう。
下記は生鮮食品を除く消費者物価のチャートです(全国と東京都区部)。9月の全国の消費者物価は前年同月比+2.29%となりました。インフレ率の上昇基調に歯止めがかかったようです。
なお、全国物価の先行指標となる10月の東京都区部の消費者物価(生鮮食品を除く)は前年同月比+1.50%となっています。前月に比べると上昇率は0.20ポイント改善しています。
今後、一般国民の期待(予想)は下方修正されると思われます。
下記は1971年1月以降の長期チャートです(総合指数)。1970年代前半の狂乱インフレ時代と比べれば、上昇率はきわめて低い水準にあります。国際商品市況が大きく下落していることを考慮すれば、今後インフレ率はさらに低下する可能性が高いといえます。
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