ドル円の購買力平価・・・現行の為替水準は購買力平価を下回る!
ドル円の購買力平価(2008年9月時点)
・・・現行の為替水準は購買力平価を下回る!
9月の日本の消費者物価が発表されましたので、9月末時点のドル円レートの購買力平価を試算してみました。
下記がそのチャートです(ドル円相場は10月30日時点を使用)。購買力平価1は国内企業物価と生産者物価で計算した値、購買力平価2は消費者物価で計算した数値です。それぞれの値とプラスマイナス1標準偏差の値をプロットしています。
2008年9月時点では、購買力1は1ドル=102.38円(前月に比べると0.06円の円高)、購買力平価2は1ドル=107.81円(前月に比べると0.14円の円安)と試算されます。
現在の為替水準は両者の購買力平価を割り込んでいます。
なお、下記は1975年以降の長期チャートです。
-------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------
ダイヤモンド「株」データブック 2008年 10月号 [雑誌]
- マネーの動きで読み解く外国為替の実際
- ¥1,470
- Amazon.co.jp

株式投資家のためのFX入門