欧州通貨の動きと投機筋の動向（2008年9月23日）

欧州通貨の動きと投機筋の動向（2008年9月23日）

・・・投機筋の売り越し枚数（ユーロと英ポンド）はやや減少！

外国為替市場では、ユーロや英ポンドなどの欧州通貨が反発してきました。9月26日時点の相場と、IMM通貨先物取引の9月23日時点の投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向を確認しておきましょう。

下記はユーロドル相場の一目均衡表です。ユーロは米ドルに対して反発した後、保合いとなっています。9月26日の終値は転換線の上に位置しています。なお、9月24日に転換線が基準線を上回り、ユーロ買いドル売りの最初のシグナルが点灯しています。

　下記はユーロ円相場の一目均衡表です。ユーロは対円で反発した後、保合いとなっています。9月26日の終値はほぼ基準線の位置にあります。

　下記は英ポンド－米ドルの一目均衡表です。英ポンドは米ドルに対して反発した後、保合いとなっています。9月26日の終値は転換線の上に位置しています。なお、9月25日に転換線が基準線を上回り、英ポンド買いドル売りの最初のシグナルが点灯しています。

　下記は英ポンド円の一目均衡表です。英ポンドは対円で反発した後、保合いとなっています。9月26日の終値は基準線の上に位置しています。

　下記はドル－スイスフランの一目均衡表です。米ドルはスイスフランに対して下落した後、保合いとなっています。9月26日の終値は転換線の下に位置しています。雲が下値支持帯として作用しています。

　下記はスイスフラン円の一目均衡表です。スイスフランは円に対して反発た後、保合いとなっています。9月26日の終値は基準線の上に位置しています。

　次に9月23日時点のIMM通貨先物取引のユーロ、英ポンド、スイスフランについて、投機筋（ノン・コマーシャルズ）のポジション動向をみておきましょう。

　まず、ユーロについてです。9月23日時点では、31,057枚のユーロ売り越しとなりました。9週間連続のユーロ売り越しですが、前週に比べて売り越し枚数は9,597枚減少しています。

　 投機筋はユーロに対してまだ「弱気」スタンスを維持しています。

　次に英ポンドです。9月23日時点では、47,771枚の英ポンド売り越しとなりました。8週間連続の英ポンド売り越しですが、前週に比べて売り越し枚数は1,588枚減少しています。

　 投機筋は英ポンドに対して「弱気」スタンスを維持しています。

　最後にスイスフランです。9月23日時点では、8,107枚のスイスフラン売り越しとなっています。10週間連続のスイスフラン売り越しですが、前週に比べて売り越し枚数は5,341枚減少しています（2週間連続の減少）。

　 投機筋はスイスフランに対して「弱気」スタンスを維持していますが、「中立」方向に変わりつつあります。

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