ドルインデックスの動きと投機筋の動向(2008年9月23日)
ドルインデックスの動きと投機筋の動向(2008年9月23日)
・・・投機筋による米ドル買い越し枚数はやや減少!
米ドルの方向性を占うために、9月23日時点の投機筋(ノン。コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。
まず、9月26日時点のドルインデックスの週足の一目均衡表を確認しておきましょう。終値は雲の上限に位置しています。雲が下値支持線として作用しているようです。
中期での上昇トレンドが崩れたかどうかは、現時点ではまだ判断できません。
下記はドルインデックスの日足の一目均衡表です。終値は基準線の下に位置しています。下落トレンドが続いています。
下記は、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋(ノン・コマーシャルズ)の対米ドルでのポジションを合計したものです。
9月23日時点では93,111枚の米ドル買い越しとなりました。8週間連続の米ドル買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて10,998枚減少しています(買い越し枚数は2週間振りに減少)。
ヘッジファンドやCTAなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)は、米ドルに対して「強気」スタンスを維持していると判断します。
下記は、NYBOTに上場されているドルインデックス先物取引の投機筋のポジションを示したチャートです。
9月23日時点では、27,710枚の買い越しとなり、7週間振りに減少しました(買い越し枚数は前週に比べて10,145枚減少しました)。
投機筋は米ドルに対してまだ「強気」スタンスを維持していると判断します。
以上を総合的に判断すると、投機筋は米ドルに対してまだ「強気」スタンスを維持しています。
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