日本平均の下値メドは?
本日(1月22日)も株式市場は大きく下落しています。
そこで、フィボナッチレシオと長期移動平均を使って、日経平均の下値メドをチェックしておきましょう。
まずは、日経平均の今回の上昇波動の起点と高値を再確認しておきましょう。2003年5月2日のザラバ安値(7,603.76円)から2007年3月2日のザラバ高値(18,300.39円)までの上昇幅は10,696.63円。その2分の1押し(50%)の水準は、12,952.075円、38.2%の水準は11,689.87円、61.8%の水準は14,214.28円となっています。
本日(1月22日)の前場終値は12,738.31円ですから、2分の1押しの水準(12,952.075円)を下回っています。今後、最大の下げとしては38.2%(11,689.87円)の水準までが想定されます。
一方で、40年移動平均線は昨年末時点で、12,298.76円となっています。筆者は目先の下値メドは、40年移動平均線(12,298.76円)とみています。今後1~2週間の間に2分の1押しの水準(12,952.075円)を回復できなければ、40年移動平均線まで到達する可能性が高まります。
ただし、筆者は日本株に対してさほど悲観的にはみていません。それは世界の株式市場の中で、最初に天井をつけたのが日本市場であり、値幅・日柄の両面でいち早く調整が進んでいる、と判断しているためです。
過去2年以上続いた投機資金の流れが変わるならば、これまでアンダーパフォームしていたアセットが注目されると考えるのは自然でしょう。この意味で、株式市場では日本、通貨では米ドルと円の動きに気をつけたいところです。
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