クロス円通貨の状況… 週末にかけて円高が進行!
クロス円通貨の状況(2007年12月28日時点)
… 週末にかけて円高が進行!
先週の円相場は、主要通貨に対して円高が進行しました。
下記はドル円相場の一目均衡表です。12月28日の終値は転換線を下回り、かつ雲の中に入ってきました。
CME円通貨先物取引の投機筋のポジション動向を確認しておきましょう。
12月24日時点では4,013枚の円買い越しとなっています。7週間連続の円買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて9,344枚減少しています(3週間連続の減少)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)の円に対するスタンスは、「中立」継続と判断します。現時点ではまだ「円キャリートレード」は積み上がっていないようです。
12月28日時点でのクロス円通貨の状況をみてみましょう。
まず、ユーロ円相場の一目均衡表です。保合い相場から上方向に振れています。
ポンド円相場の一目均衡表です。保合い相場が続いています。12月28日の終値は基準線と転換線の下に位置しています。
次にスイスフラン円相場の一目均衡表です。保合い相場から上方向に振れています。
カナダドル円相場の一目均衡表です。上昇トレンドが続いていましたが、週末には反落しています。12月28日には終値が雲の下に位置しています。
豪ドル円相場の一目均衡表です。保合い相場が続いています。終値がいったん雲の中に入りましたが、12月28日の終値は雲の下限を割り込みました。
ニュージーランドドル円相場の一目均衡表です。保合い相場が続いています。
南アフリカランド円相場の一目均衡表のチャートです。上昇しましたが、雲が上値抵抗帯として作用しています。12月28日の終値は転換線の上に位置しています。
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