国際商品市況 … ゴールドが高値更新!
国際商品市況(12月28日時点)
… ゴールドが高値更新!
2007年12月28日までの国際商品市況の状況を確認しておきましょう。
米ドルの代替通貨とみなされる金(ゴールド)は「三角保合い」を形成した後、上放れました。再び上昇トレンドに入りました。
COMEXの金先物取引の、投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向のチャートをみてみましょう。
12月24日時点では、差引きで184,375枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は14,102枚増加しています(2週間振りの増加)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋は、依然として金に対して「強気」スタンスを維持しています。
下記はWTI先物(期近物)のチャートです。保合い相場から離脱したようにみえます。
NYMEXのWTI先物取引の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみておきましょう。
12月24日時点では、52,847枚の買い越しとなり、前週比17,864枚の増加となっています(4週間振りの増加)。
投機筋のスタンスはまだ「強気」スタンスを維持しています。
ここで、GOLD/WTI比率の推移をみておきましょう。12月28日は8.75倍となり、前週よりもやや上昇しています。引き続き原油に比べて金価格が割安となっています。
次は穀物相場の状況です。CBOTのコーン先物は上昇トレンドが継続しています。
CBOTのコーン先物取引の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみておきましょう。
12月24日時点では、323,612枚の買い越しとなり、前週比12,660枚の増加となりました。9週間連続の増加です。投機筋は「強気」スタンスを強めています。
国際商品市況の代表的な指数であるCRB指数のチャートです。保合い相場から離脱し、上昇トレンドに入りました。
最後にバルティック海運指数(ドライインデックス)をみてみましょう(データは24日まで発表されています)。
バルティック海運指数(ドライインデックス)は、12月24日時点では9,143ポイントと7営業日連続の下落となっています。下落トレンドが継続しています。
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- ピーター・L・バーンスタイン, 鈴木 主税
- ゴールド ― 金と人間の文明史
金塊を模したガスライターライター 999.9 (フォーナイン)*









