日本株のバリュエーション指標 ・・・日本株は引き続き割安!
日本株のバリュエーション指標(2007年12月21日時点)
・・・日本株は引き続き割安!
日本株の下落基調が続いています。ここで12月21日時点での日本の株価のバリュエーション指標を確認しておきましょう(TOPIXベース)。
下記は、TOPIXベースの予想EPSの推移です。やや低下しています。このところ業績の下方修正を発表する企業が増えてきたことは気がかりです。
株価の下落により、TOPIXベースの予想PERは12月21日時点で16.94倍まで低下しています。
長期金利と予想PERの低下により、株価のバリュエーション指標のひとつであるイールドスプレッド(=10年国債利回り-株式の益回り)は-4.35%となり、債券と比べて株価が割安であることを示唆しています。
TOPIXベースの予想配当利回り(加重平均)は1.52%まで上昇しています。週末の10年国債利回り(1.550%)と変わらない水準となっています。
株価純資産倍率(PBR)は1.61倍まで低下しています。
TOPIX全体でみれば、株価のバリュエーション指標は、日本株が割安であることを示唆しています。
バリュー投資家にとっては、好環境といえるでしょう。
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