ニューヨーク株式のCMEポジション動向・・・投機筋の売り越し枚数は減少
ニューヨーク株式のCMEポジション動向(12月18日時点)
・・・投機筋の売り越し枚数は減少
ニューヨーク株式市場が再び上昇してきました。
ここで、米国株式関連の先物取引について、12月18日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)によるポジション動向をみてみましょう。
下記はニューヨーク工業株30種平均のチャートです。前週比110.80ドルの上昇(+0.80%)となっています。
下記はナスダック総合株指数のチャートです。前週比56.25ポイントの上昇(+2.1%)となっています。
下記は筆者が注目しているS&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)のチャートです。週末(12月21日)は18.47%まで低下しました。市場参加者の心理状況は落ち着きを取り戻しています。
VIXの動きからみれば、ニューヨーク株式はさらに上昇する可能性が高いといえます。
下記はS&P500指数の週ベースのチャートです。中長期でみると「三尊天井」を形成している可能性があります。

ここで、CMEの先物市場での投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はCMEのS &P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。
12月18日時点では差引きで18,448枚の売り越しとなっています(前週に比べて売り越し枚数は8,009枚減少しています)。
ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は、米国株式に対する「売り」スタンスを継続していますが、徐々に変わりつつあります。
次にCMEのナスダック100先物の投機筋のポジション動向のチャートをみてみましょう。
12月18日時点では、6,650枚の売り越しとなりました。売り越し枚数は前週比2,895枚増加しています。ヘッジファンドやCTAなど投機筋のスタンスは「弱気」継続です。
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- ポール R.クルーグマン, 高中 公男
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