11月20日時点のCME日経平均先物ポジション動向
11月20日時点のCME日経平均先物ポジション動向
… 投機筋は売り越し継続
11月26日(月)東部時間午後3時30分(日本時間では、11月27日の早朝)に、11月20日時点でのCOTレポートが発表されました。
CMEに上場されている日経平均先物取引について、コマーシャルズ(実需筋)やノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況をみてみましょう。
コマーシャルズについては、11月20日時点では18,951枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は840枚増加しています(2週間連続の増加)。
コマーシャルズは日本株に対して、「強気」スタンスを維持しています。コマーシャルズの行動は中期的には相場に影響します。3カ月から半年先を見据えれば、株式相場は上昇する公算が強いといえます。
ノン・コマーシャルズについては11月20日時点では16,957枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は1,523枚増加しています(2間連続の増加)。
投機筋の日本株に対するスタンスは「弱気」継続です。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
11月20日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは76.64%となりました(2週間連続で上昇)。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
11月20日時点のNCOTインデックスは20.85%となりました(2週間連続で低下)。
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- ラリー・ウィリアムズ, 長尾 慎太郎, 増沢 和美, 吉田 真一, 山中 和彦
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