ドルインデックスの動き(2007年11月23日)
下落基調が続くものの、カナダドル、豪ドル、南アフリカランドに対しては上昇基調を維持
米ドルの強弱を適切に示すものとして、筆者はドルインデックスを重視しています。ドルインデックスは前週に比べて0.774ポイント低下しています(11月23日の終値は75.053ポイント)。特に、週末に大きく売られています(引けにかけてやや反発)。
なお、米ドルはカナダドル、豪ドル、南アフリカランドに対しては上昇基調を維持しています。
下記はドルインデックスの一目均衡表です。11月23日の終値は転換線の下に位置しています。週後半はやや下げ渋っています。
下記はドルインデックスの週ベースの一目均衡表です。中期での下落トレンドが継続しています。
以下では、主要通貨の対米ドルでの一目均衡表のチャートを掲載します。
ユーロは週末にユーロ導入後の最高値を更新したあと、引けにかけてやや下落しています。まだ上昇トレンドが継続しています。
ドル円レートについては、円高が再び進行しました。週末23日には一時1ドル=107.56円まで円高が進行しています(引け値は1ドル=108.30円)。
米ドルは英ポンドに対しても下落しました。11月23日の終値は基準線と転換線の間に位置しています。
スイスフランは米ドルに対して上昇トレンドが強まってきました。終値は転換線の下に位置しています。
米ドルはカナダドルに対しては上昇しています。11月23日の終値は転換線の上に位置し、上値抵抗帯である雲の下限まで上昇してきました。
豪ドルは米ドルに対して下落基調が続いています。11月23日の終値は雲の中に位置しています。
ニュージーランドドルは米ドルに対して横ばいとなっています。11月23日の終値は基準線と転換線の間に位置しています。雲が下値支持帯として作用しています。
米ドルは南アフリカ・ランドに対して上昇基調が続いています。11月23日の終値は転換線の上に位置しています。上値抵抗帯である雲に近づいてきました。
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