MSCI世界株価指数の動き（11月23日時点）

MSCI世界株価指数の動き（11月23日時点）　
…　先進諸国は週後半に反発！新興国株は下落トレンド続く！

　MSCI　Barra社が算出しているいくつかの株価指数（米ドルベース）をみてみましょう。

　まず、世界株価指数のチャートです。前週は0.9％の下落となりましたが、週末の2日間は1.6％の上昇となっています。

　次に米国株のチャートです。前週は1.3％の下落となりましたが、週末23日は1.6％上昇しています。

　ヨーロッパ15のチャートです。前週は0.2％の下落となりました。週末までの2日間は反発し、2.2％の上昇となっています。

　日本株のチャートです。米ドルデースであることに注意が必要です。前週は0.2％の上昇となりました。円高進行も寄与しています。

　ただし、米国株や世界株指数と比べて、日本株が出遅れていることは明白です。下記は、米国との比較チャートです。

　筆者は米国と日本のファンダメンタルズを比較すれば、日本株の割安感が強まっているとみています。世界全体の株価が落ち着けば、相対的に日本株が見直される可能性が高いとみています。

　下記は新興国株価指数のチャートです。前週は4.8％の下落となりました。10月31日の高値（1,337.63ポイント）からの下落率は11.3％に達しています。新興国の株価の値下がりが顕著となってきました。

　BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国）の株価指数のチャートです。前週は5.2％の下落となりました。10月31日の高値（466.901ポイント）からの下落率は11.4％に達しています。

　最後に中国とインドの株価指数のチャートを確認しておきましょう。

　上海総合株指数は、前週比5.3％の下落となっています。下落トレンドが継続しています。

　BSE　SENSEX指数は、前週比4.3％の下落となっています。インド株は天井をつけた可能性が高いと思われます。

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