米国の鉱工業生産統計(10月)から
11月16日に10月の鉱工業生産が発表されています。今回は前月比0.5%のマイナスとなり、コンセンサス予想(+0.1%)を大きく下回りました。これまで鉱工業生産は4カ月連続で増加しており、今回は5カ月振りのマイナスです。景気後退の兆候を示す数値として注目する必要があります。
下記は設備稼働率のチャートです。頭打ちとなっています。
下記は鉱工業生産と、先行指標となる製造業新規受注(非国防資本財)を描いたチャートです。今後、鉱工業生産が減速する可能性を示唆しています。
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