ニューヨーク株式は調整局面が続く!
下記はニューヨーク工業株30種平均のチャートです。13,000ドルの水準は維持しています。
下記はナスダック総合株指数のチャートです。下落トレンドが続いています。
下記は筆者が注目しているS&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)のチャートです。週末(11月16日)は25.49%となっています。市場参加者の心理状況は不安定な状況が続いています。
下記はS&P500指数の週ベースのチャートです。
ここで、CMEの先物市場での投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はCMEのS &P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。
11月13日時点では差引きで26,805枚の売り越しとなっています(前週に比べて売り越し枚数は792枚減少しています)。売りポジションは3週間連続で減少しており、ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は、利益確定の行動をとっています。
なお、投機筋の米国株式に対するスタンスは依然として「弱気」継続です。
次にCMEのナスダック100先物の投機筋のポジション動向のチャートをみてみましょう。
11月13日時点では、4,495枚の売り越しに変わりました。7週間振りの売り越しです。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋のスタンスは、「中立」から「弱気」に変わった可能性があります。
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- ポール R.クルーグマン, 高中 公男
- 国際金融の理論