国際商品市況(11月9日時点) … 金(ゴールド)は過去最高値を更新!
11月9日までの国際商品市況の状況をみておきましょう。
米ドルの代替通貨とみなされる金(ゴールド)は上昇トレンドが強まっています。11月8日にはついに終値ベースでの過去最高値を更新しました。
COMEXの金先物取引の、投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向のチャートを確認しておきましょう。
11月6日時点では、差引きで202,125枚の買い越しとなりました。2週間連続の増加で、買い越し枚数は過去最高値を更新しています。CTAやヘッジファンドなどの投機筋は、金に対して「強気」スタンスを強めています。
下記はWTI先物(期近物)のチャートです。1バレル=100ドルの大台を目前にして足踏みしています。
NYMEXのWTI先物取引の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみておきましょう。
11月6日時点では、105,816枚の買い越しとなり、前週比22,696枚の増加となりました(2週間連続で買い越し枚数が増加)。投機筋のスタンスは「強気」継続です。
ここで、GOLD/WTI比率の推移をみておきましょう。11月9日は8.64倍となっており、相対的に原油に比べて金価格が割安となっています。
次は穀物相場の状況です。CBOTのコーン先物は上昇トレンドが強まってきました。
CBOTのコーン先物取引の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみておきましょう。
11月6日時点では、226,050枚の買い越しとなり、前週比36,670枚の増加となりました。2週間連続の増加です。投機筋のスタンスは「強気」継続です。
国際商品市況の代表的な指数であるCRB指数をみると、年初来高値を更新中です。穀物関係の商品価格の上昇により、穀物関係の比率が高いCRB指数の上昇が強まっています。
バルティック海運指数(ドライインデックス)は、11月9日時点では10,867ポイントとなりました。前週末に比べると、3.0%の上昇です。10月29日につけた史上最高値(11,033ポイント)に迫ってきました。
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