日経平均の下値メドは?
米国株式の下落をきっかけとする世界的な証券・金融・商品・外国為替相場の波乱の影響を受けて、日本株も大きく下落しています。
日経平均は今年8月17日に、15,262.10円の年初来安値をつけていますが、この水準まであとわずかのところまで迫ってきました。
筆者は、中長期の動きを掴むために、5年ごとの移動平均の推移をみています。下記はそのチャートです。
また、下記は主要な移動平均線の10月末時点での数値一覧表です。
15年移動平均線(15,573.09円)と30年移動平均線(15,654.96円)が強力な下値支持線と考えられますが、11月9日の終値(15.583.42円)は両者の間に位置しています。
この水準を割り込んでも短期間で復帰すれば問題ありませんが、この水準を永続的に下回ると次の下値メドは35年移動平均線(14,107.38円)となります。向こう2週間は重要なポイントとなるでしょう。
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