10月の景気ウォッチャー調査から | COTレポートの読み方

10月の景気ウォッチャー調査から

昨日(11月8日)、10月の景気ウォッチャー調査が発表されました。これは街角の景況感を示すもので、国内関係の経済指標の中で発表が最も早い経済指標として、近年、重要視されつつあります。

なお今回の発表では、内閣府は、基調判断を3カ月振りに下方修正しています(「景気回復に引き続き弱い動きがみられる」)。

景気ウォッチャー調査(全国)

 下記は景気の現状判断DIのチャートです。10月は41.5%で、7カ月連続の低下となっています。

景気ウォッチャー調査(景気の現状DI)

 次は景気の先行き判断DIのチャートです。10月は43.1%で、6カ月連続で低下しています。

景気ウォッチャー調査(景気の先行きDI)

 下記はDIと株価(TOPIX)をあわせたチャートです。景気ウォッチャー調査は近年、株価の先行指数のひとつとして機能しています。

 今回の調査結果をみれば、株価はまだ低迷する可能性があります。

景気ウォッチャー調査と株価(全国)

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