9月の景気動向指数から … 先行指数を構成する指数
景気動向指数(DI)の先行指数が低下基調にあることは、前回説明しました。今回は先行指数を構成する各経済指標(15種類)について、そのチャートをみてみましょう。
チャートの見方ですが、指数が上向きならば景気拡大、下向きならば景気後退と判断します。
最終需要財・在庫率指数は低下が明らかです。
新規求人数は天井をつけた可能性があります。
耐震偽装の余波で審査が厳格となり、新設住宅・着工床面積は過去に例をみない急落となっています。
消費者態度指数は低下基調となってきます。
国際商品市況の高騰の影響を受けて、日経商品指数・前年比は堅調です。
先行指数の構成要素のひとつとして株価指数も組み込まれています。
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