投機筋のポジションはナスダック100が買い越し、S&P500は売り越し!
筆者が注目しているS&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、低水準が続き、10月12日には17.73%となっています。市場参加者は冷静といえます。ただし、まだ15%を上まわっています。
下記はニューヨーク工業株30種平均のチャートです。史上最高値の水準を維持しており、上昇トレンドが継続しています。
下記はCMEのS&P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。
10月9日時点では差引きでは37,004枚の売り越しとなっています(前週に比べて売り越し枚数は1,976枚の増加)。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は、米国株式に対してまだ「弱気」スタンスを維持していることがわかります。
下記はナスダック総合株指数のチャートです。同じく史上最高値の水準を維持しており、上昇トレンドが継続しています。
同じくCMEのナスダック100先物の投機筋のポジション動向のチャートをみてみましょう。
10月9日時点では、3,552枚の買い越しとなっています。2週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて774枚増加しています。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋のスタンスは、「中立」継続です。
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- ポール R.クルーグマン, 高中 公男
- 国際金融の理論
- 太田昭和センチュリー, 太田昭和センチュリー監査法人=
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