ドルインデックスは反発!
米ドルの強弱を適切に示すと筆者が考えるドルインデックスが15年振りに最安値を更新しましたが、先週は反発しています。
下記はドルインデックスの一目均衡表です。終値が転換線を上回ってきました。
下記はドルインデックスの週ベースの一目均衡表です。中期での下落トレンドが継続しています。
下記は、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋の対米ドルでのポジションを合計したものです。
10月2日時点では213,658枚の米ドル売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は3,606枚増加しました(2週間連続の増加)。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)は、米ドルに対して「弱気」スタンスを維持しています。
投機筋のポジション動向をみる限り、米ドルの下落トレンドはまだ続く可能性が高いといえます。
同じく下記は、NYBOTに上場されているドルインデックス先物取引の投機筋のポジションを示したチャートです。
10月2日時点では24,563枚の売り越しとなっています。前週に比べて売り越し枚数は1,460枚減少しています(6週間振りの減少)。ただし、ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は米ドルに対してまだ「弱気」スタンスを維持しています。
以下では、主要通貨の一目均衡表のチャートを掲載します。
ユーロは米ドルに対して、ユーロ導入以降の最高値を更新した後、反落しています。
ドル円レートは反発中で、終値が雲の中に入ってきました。
米ドルは英ポンドに対して下落トレンドが継続しています。
米ドルはスイスフランに対して反発しています。
カナダドルは米ドルに対して35年振りの高値を更新中です。
豪ドルは米ドルに対して年初来高値を更新中です。
ニュージーランドドルも対米ドルでの上昇トレンドが継続しています。
米ドルは南アフリカ・ランドに対しても下落トレンドが続いています。
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