VIXは19%まで低下!ただし、ヘッジファンドは弱気スタンスを継続! | COTレポートの読み方

VIXは19%まで低下!ただし、ヘッジファンドは弱気スタンスを継続!

 S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)が低下し、9月21日には19.00%となりました。VIXが終値ベースで20%下回ったのは、7月25日以来41営業日振りです。投資家の間に安心感が広がっていることがうかがえます。今後、VIXがさらに10%台半ばまで低下するかどうかに注目しています。

0925VIXの推移

 
  下記はニューヨーク工業株30種平均のチャートです。上昇トレンドが強まっています。


0925NYダウ

 
  下記はCMEのS&P500先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。


 9月18日時点では差引きでは47,838枚の売り越しとなっています(前週に比べて売り越し枚数は2,095枚の増加)。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は、米国株式に対して「弱気」スタンスを維持していることがわかります。
今後、米国株式市場はヘッジファンドがみているように再び下落するのか、あるいはさらに上昇して、ヘッジファンドが買い戻しに追い込まれるのか、注目したいところです。


0925シカゴ先物(SP500)


 下記はナスダック総合株指数のチャートです。上昇トレンドに入っています。


0925Nasdaq総合指数


 同じくCMEのナスダック100先物の投機筋のポジション動向のチャートをみてみましょう。


  9月18日時点では差引きでは18,969枚の売り越しとなっています(前週に比べて売り越し枚数は304枚の減少)。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋は、ナスダック銘柄に対しても「弱気」スタンスを維持しています。


0925シカゴ先物(Nasdaq100)



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