ドルインデックスは下落、売り圧力強まる
米ドルの強弱を示すドルインデックスの推移をみると、9月7日は79.959ポイントで、節目となる80ポイントを割り込みました。雇用統計の発表後、米国が景気後退に陥るという予測が市場関係者の間で広まり、米ドルの売り圧力が強まっています。
下記はドルインデックスの一目均衡表です。転換線が基準線を下回っています。
下記はドルインデックスの週ベースの一目均衡表です。下落トレンドが継続しています。
下記は、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋の対米ドルでのポジションを合計したものです。
9月4日時点では115,556枚の米ドル売り越しとなりました。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)は、米ドルに対して弱気スタンスを維持しています。
同じく下記は、NYBOTに上場されているドルインデックス先物取引の投機筋のポジションを示したチャートです。
9月4日時点では13,680枚の売り越しとなっています。
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