米ドルと円が買われ、ユーロと高金利通貨が売られる!
外国為替市場が波乱の展開となっています。主要通貨をみると、米ドルと円が買われ、ユーロや英ポンド、スイスフラン、カナダドルの他、高金利通貨が売られています。
サブプライムローン問題を契機とした世界的な信用収縮で、金融機関・機関投資家・ヘッジファンドなどは一斉にポジションを閉じる動きに出ているようです。この結果、これまで買われていた通貨が売られ、売られていた通貨が買われています。パニック的なポジションの手仕舞いが行われているため、足元のトレンドはあとしばらく続く可能性が高いと思われます。
主要通貨ペアの一目均衡表をみてみましょう。
米ドルの強弱を示すドルインデックスの推移をみると、反発基調が鮮明となってきました。
ドル円相場は、ドル安円高基調となっています。
ユーロが対米ドルで売られており、ユーロ円相場の下落率が大きくなっています。
英ポンド円相場も下落基調が明確となっています。
豪ドル円相場も同様です。
日本の個人投資家はこれまで円売りポジションを積み上げてきました。日本の個人投資家の投げが進まない限り、当面、円高圧力が弱まることがないかもしれません。
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