ドルインデックスは底打ちか?
世界的に証券市場が大波乱となっていますが、米ドルの急落→投機資金が米国内から流出、といった状況とはなっていません。証券市場の混乱→リスク回避の動き→米国財務省証券に資金が流入→米ドルの反発、という構図となっているようです。
なお、IMM通貨先物の主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)の投機筋(ノン・コマーシャルズ)の対米ドルでのポジションを合計したものが下記のグラフです。
8月10日時点では、差し引き179,022枚の米ドル売り越しとなりました。米ドルの売り越しは依然として高水準を維持しています。
米ドルの本格的な上昇はまだ先のようです。
下記はNYBOTに上場されているドルインデックス先物の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向です。
8月7日時点では、25,462枚の売り越しとなっています(前週比1,515枚の減少)。2週間連続でドルの売り越し枚数が減少しています。
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