米国株式市場はボラティリティが上昇!
米国株式市場ではボラティリティが急上昇しており、1日の変動幅が拡大しています。
ニューヨークダウ工業株30種平均、ナスダック総合株指数ともに、短期での下落トレンドに転換した可能性が高いようです。
筆者が注目しているS&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、8月3日は25.16%まで上昇し、投資家心理が急速に悪化していることを示しています。
VIXが今後さらに上昇すれば、相場全体は大幅に下落する可能性が強いといえます。
なお、ここでCMEのS&P500の投機筋(コマーシャルズ)のポジション動向(7月31日時点)をみておきましょう。
差引きでは45,032枚の売り越しとなっており、ヘッジファンドやCTAなどの投機筋が米国株式について弱気スタンスを強めていることがうかがえます。
下記はナスダック100先物取引の投機筋(コマーシャルズ)のポジション動向(7月31日時点)です。
差引きで15,139枚の売り越しとなっています。
「質への逃避」の動きで、資金が株式などのリスクの高い資産から、債券市場に流入しています。
下記はT-Note先物取引の投機筋(コマーシャルズ)のポジション動向(7月31日時点)です。514,606枚の売り越しで、2006年10月3日につけた高値に迫っています。ヘッジファンドなどの投機筋は、債券相場が上昇するとみています。
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