米国株式市場はVIX(ボラティリティ・インデックス)が急上昇!
米国株式市場は2営業日連続で急落し、上昇トレンドが崩れました。
筆者が注目しているS&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、7月27日は24.17%まで上昇し、今年2月の世界同時株安の数値を上回っています。
投資家心理が急速に悪化していることを示しており、今後さらに下落する可能性があります。VIXの今後の動きに注目すべきです。
なお、ここでCMEのS&P500の投機筋(コマーシャルズ)のポジション動向(7月24日時点)をみておきましょう。
差引きでは45,636枚の売り越しとなっており、ヘッジファンドやCTAなどの投機筋が米国株式について弱気スタンスを強めていることがうかがえます。
下記はナスダック100先物取引の投機筋(コマーシャルズ)のポジション動向(7月24日時点)です。
差引きで12,058枚の売り越しとなっています。
米国の10年債利回りは7月27日には4.76%まで低下しました。「質への逃避」の動きで債券市場に資金が流入しています。このまま長期金利がさらに低下すれば、株価に対する下支え要因となります。
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