ドルインデックスが上昇!投機資金の流れに変化があるか?
10年物国債利回りは5.19%まで低下、債券価格は反発した(ただし、価格の下落トレンドは変わっていない)。
S&P500指数は急反発、VIX(ボラティリティ・インデックス)は低下した。
注目したいのは、米ドルがユーロや円などの主要通貨に対して上昇していることである。投機資金(ホットマネー)が、米国内に還流していることが推測できる。
投資家のリスク許容度の低下から、新興国の資産から、先進国の資産、特に米国の資産へ投機資金が移動しているようだ。
今朝、財務省から6月9日までの対外及び対内証券売買契約等の状況が発表された。
直近では、海外投資家は、株式については4580億円買い越しているが、債券については8,009億円の売り越しとなっている(中長期債が5,305億円の売り越し、短期債が2,704億円の売り越し)。債券売りが、日本の資産全体の売り越しに結びつくかどうか、今後の動きに注目したい。
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