3月27日時点のCME日経平均先物ポジション動向
3月30日(金)東部時間午後3時30分以降に(日本時間では、3月31日の早朝)の3月27日時点でのCOTレポートが発表されました。CMEに上場されている日経平均先物取引ついて、コマーシャルズ(実需筋)やノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況をみてみましょう。
コマーシャルズについては、3月27日時点では8,725枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は457枚増えています(買い越し枚数は3週間連続で増加)。実需筋は日本株に対する買い越しスタンスを強めています。
ノン・コマーシャルズについては、3月27日時点では5,581枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は703枚増加しています。ヘッジファンドやCTA等の投機筋は、日本株に対して売りスタンスを継続しています。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
ヘッジファンドマネージャーで著作家としても高名なラリー・ウィリアムスは、コマーシャルズの動きに注目し、相場を動かすのはコマーシャルズだといっています(『ラリー・ウィリアムスの「インサイダー情報」で儲ける方法』、パンローリング社刊、を参照してください)。
ラリー・ウィリアムズは上記著作の中で、コマーシャルズの行動を把握するためにCOTインデックス(コマーシャルズ指数)というテクニカル指標を提案し、実際の売買に役立てています。3月27日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは3週間連続で100%となり、コマーシャルズが日本株の買いスタンスを強めていることがうかがえます。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
3月27日時点のNCOTインデックスは19.34%で、前週(23.13%)に比べて低下しています。これは、ノン・コマーシャルズが日本株に対して、売りスタンスをとっていることを示しています。
COTインデックスとNCOTインデックスの計算方法と読み方については、別の機会に説明します。
来週からは、CME日経平均先物取引について、コマーシャルズ・、ノン・コマーシャルズの動向について、説明していきます。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても
責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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コマーシャルズについては、3月27日時点では8,725枚の買い越しとなりました。前週に比べて買い越し枚数は457枚増えています(買い越し枚数は3週間連続で増加)。実需筋は日本株に対する買い越しスタンスを強めています。
ノン・コマーシャルズについては、3月27日時点では5,581枚の売り越しとなりました。前週に比べて売り越し枚数は703枚増加しています。ヘッジファンドやCTA等の投機筋は、日本株に対して売りスタンスを継続しています。
次に、COTレポートのデータを使って、ラリー・ウィリアムズが考案したCOTインデックスと、それを応用して筆者が考案したNCOTインデックスをみてみましょう。
ヘッジファンドマネージャーで著作家としても高名なラリー・ウィリアムスは、コマーシャルズの動きに注目し、相場を動かすのはコマーシャルズだといっています(『ラリー・ウィリアムスの「インサイダー情報」で儲ける方法』、パンローリング社刊、を参照してください)。
ラリー・ウィリアムズは上記著作の中で、コマーシャルズの行動を把握するためにCOTインデックス(コマーシャルズ指数)というテクニカル指標を提案し、実際の売買に役立てています。3月27日時点での日経平均先物取引のCOTインデックスのチャートは下記の通りです。
COTインデックスは3週間連続で100%となり、コマーシャルズが日本株の買いスタンスを強めていることがうかがえます。
一方で、下記はNCOTインデックス(ノン・コマーシャルズ指数)のチャートです。これは、ノン・コマーシャルズの行動をみるためにCOTインデックスと同様の計算式で、筆者が計算したものです。
3月27日時点のNCOTインデックスは19.34%で、前週(23.13%)に比べて低下しています。これは、ノン・コマーシャルズが日本株に対して、売りスタンスをとっていることを示しています。
COTインデックスとNCOTインデックスの計算方法と読み方については、別の機会に説明します。
来週からは、CME日経平均先物取引について、コマーシャルズ・、ノン・コマーシャルズの動向について、説明していきます。
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